UNIVERSITY OF TOYAMA SYLLABUS 富山大学
2019年度 授業案内
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>> 経済学研究科(修士課程)地域・経済政策専攻
  授業科目名
東アジアの経済開発特殊研究 マイシラバス
  (英文名)
Special Study of Economic Developmentin East Asia
  担当教員(所属)
金 奉吉(経済学部)
  授業科目区分
専門教育科目 地域専攻科目
  授業種別
講義科目
  COC+科目
-
  開講学期
後期・火曜2限
  対象所属
地域・経済政策専攻、企業経営専攻
  対象学年
1、2年
  時間割コード
231230
  単位数
2単位
  ナンバリングコード
2B1-38046-0160
  最終更新日時
19/02/14

  オフィスアワー(自由質問時間)
 

  リアルタイム・アドバイス:更新日   
 

  授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標)
東アジア経済を始め戦後開発途上国の急速な経済発展は先進国からの貿易と投資を通じた国際ネットワークに支えられていると言えます。しかし、近年の世界経済は新保護主義が強まりつつあるなかで国際貿易ルールもWTO交渉から自由貿易協定(FTA)の締結に足軸をシフトさせつつあります。このような国際経済環境の急変に伴いアフリカや南アジアなどの後発途上国は、環境問題、グローバリズムとリージョナリズムなど持続的な経済発展を進めていくための課題が一層増大しています。
本講義では、最新の開発経済学での成果を用いて戦後急速な経済発展に成功した途上国におけるダイナミックな工業化パターンを貿易や投資の国際的リンケージを中心に捉えます。今年度は、グローバリズムとリージョナリズムの動き、とりわけ、2000年代に入ってから急速に拡大している新保護主義の動き、強まりつつある貿易摩が東アジア及びアジア太平洋地域における域内諸国の経済発展、貿易・分業構造、域内直接投資の動きに与える影響、そして、それが域内産業構造の再編に与える影響などについて議論していきたいと思っています。さらに、世界経済環境の急変とともに、発展途上国の経済開発政策は一層厳しさを増しているなかで、アフリカなどの後発途上国の経済開発政策にも注目したいと思います。
この講義はグローバリズムとリージョナリズムが同時並行的に進行している時代における人材育成と関連して基本的な知識を身に付けるための重要な科目の一つであります。


  教育目標
 

  達成目標
最近急変している国際経済環境、とりわけ、東アジア・アジア太平洋地域を中心とした国際貿易・投資環境の変化の背景、そして、国際経済環境の変化が域内経済や途上国の経済発展に与える影響について全体的理解度を高め、地政学的・経済学的分析能力を身に付けることです。

  授業計画(授業の形式、スケジュール等)
詳細な授業計画は最初の授業でお知らせしますが、概ね以下の内容を中心に講義を進めて行きます。
T.東アジア経済のダイナミズム(1〜3回):発展途上国の優等生として奇跡的といわれる高度成長を達成した東アジアに特徴的な経済発展パターンを明らかにします。また、東アジアの通貨危機の原因及びその後の回復過程、そして中国のプレゼンスの高まりなどについても説明します。関連文献研究(1回)
U.東アジア奇跡論争(4〜6回):途上国の工業化とは何か、途上国での政府の役割、権威主義開発体制などを中心に東アジア成長メカニズムに関する最近の議論と、東アジアモデルの他の途上国への移植可能性などに焦点を当てて説明します。関連文献研究(1回)
V.直接投資と貿易構造の変化(7〜8回):東アジア諸国の経済発展を牽引してきた直接投資と貿易構造の変化に焦点を当てて、日本、NIEs、ASEAN、中国といった域内における有機的な「構造転換連鎖」メカニズムについて解明します。
W.発展途上国の経済開発政策(9〜10回):東アジア経済の安定と発展にとって、輸入代替工業化政策、輸出須高工業化政策、そして、為替レートや通貨政策が経済発展にとってどのような役割を果たしたかを明らかにします。関連文献研究(1回)
X.東アジア地域における地域主義と発展戦略(11〜14回):世界における貿易・投資の自由化とともに地域経済統合の動きを概観します。次に、東アジア地域における経済協力の現状と特徴、そして東アジア共同体に対する議論と今後の課題、日本の役割などを中心に議論します。また、東アジアにおける域内経済統合と関連して域内生産ネットワークや分業体制に与える影響などについても議論します。関連文献研究(1回)
Y.まとめ(15回)


  授業時間外学修
・参考文献及び事前に配布した資料を用いて次回の授業内容について理解すること
・可能であれば毎日新聞、ジャーナルなどに目を通してください。


  キーワード
経済開発政策、貿易政策と外資政策、工業化政策、国際貿易・投資、国際分業、新保護主義、貿易摩擦、国際生産ネットワーク、サプライチェーン、グローバリズム、リージョナリズム、政府開発援助(ODA)

  履修上の注意
 

  成績評価の方法
講義中の発言や発表(50%) とレポート(50%)などを考慮して総合的に評価します。

  教科書・参考書等    図書館蔵書検索
−教科書は使用しない 
<参考文献>
Martin Ravallion(2016), The Economics of Poverty:History, Measurement, and Policy, (柳原・村上外訳、『貧困の経済学』日本評論社、2018年)
R. Grabowski, S.Self, M.P.Shield. Economic Development: A Rrgional,
Institutional, and Historical Approach . 2007. M.E. Sharpe, Inc.(山本・坂 井・堀
Michal P. Todaro, Stephen C. Smith, Economic Development,2003(マイケル・P・トダロステファン C. スミス『開発経済学』 OCDI開発経済研究会訳、国際協力出版会、2004年。
Rechard Pomfret(2011), Regionalism in East Asia, World Scientific.
戸堂康之 『開発経済学入門』新世社、2015年9月。
廣田功・加賀美充洋(2014)『東アジアにおける経済統合と共同体』日本経済評論社


  関連科目
 

  リンク先ホームページアドレス
 
  備考  

000046
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富山大学 SYLLABUS
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経済学研究科(修士課程)地域・経済政策専攻
授業科目名
東アジアの経済開発特殊研究  マイシラバス
英語名

Special Study of Economic Developmentin East Asia 

担当教員

金 奉吉(経済学部) 

授業科目区分

専門教育科目 地域専攻科目 

授業種別

講義科目 

COC+科目

開講学期

後期・火曜2限 

対象所属

地域・経済政策専攻、企業経営専攻 

対象学生

1、2年 

時間割コード

231230 

単位数

2単位 

2B1-38046-0160

最終更新日時

19/02/14 

オフィスアワー

  

更新日  

  

授業のねらいとカリキュラム上の位置付け

東アジア経済を始め戦後開発途上国の急速な経済発展は先進国からの貿易と投資を通じた国際ネットワークに支えられていると言えます。しかし、近年の世界経済は新保護主義が強まりつつあるなかで国際貿易ルールもWTO交渉から自由貿易協定(FTA)の締結に足軸をシフトさせつつあります。このような国際経済環境の急変に伴いアフリカや南アジアなどの後発途上国は、環境問題、グローバリズムとリージョナリズムなど持続的な経済発展を進めていくための課題が一層増大しています。
本講義では、最新の開発経済学での成果を用いて戦後急速な経済発展に成功した途上国におけるダイナミックな工業化パターンを貿易や投資の国際的リンケージを中心に捉えます。今年度は、グローバリズムとリージョナリズムの動き、とりわけ、2000年代に入ってから急速に拡大している新保護主義の動き、強まりつつある貿易摩が東アジア及びアジア太平洋地域における域内諸国の経済発展、貿易・分業構造、域内直接投資の動きに与える影響、そして、それが域内産業構造の再編に与える影響などについて議論していきたいと思っています。さらに、世界経済環境の急変とともに、発展途上国の経済開発政策は一層厳しさを増しているなかで、アフリカなどの後発途上国の経済開発政策にも注目したいと思います。
この講義はグローバリズムとリージョナリズムが同時並行的に進行している時代における人材育成と関連して基本的な知識を身に付けるための重要な科目の一つであります。
 

教育目標

  

達成目標

最近急変している国際経済環境、とりわけ、東アジア・アジア太平洋地域を中心とした国際貿易・投資環境の変化の背景、そして、国際経済環境の変化が域内経済や途上国の経済発展に与える影響について全体的理解度を高め、地政学的・経済学的分析能力を身に付けることです。 

授業計画

詳細な授業計画は最初の授業でお知らせしますが、概ね以下の内容を中心に講義を進めて行きます。
T.東アジア経済のダイナミズム(1〜3回):発展途上国の優等生として奇跡的といわれる高度成長を達成した東アジアに特徴的な経済発展パターンを明らかにします。また、東アジアの通貨危機の原因及びその後の回復過程、そして中国のプレゼンスの高まりなどについても説明します。関連文献研究(1回)
U.東アジア奇跡論争(4〜6回):途上国の工業化とは何か、途上国での政府の役割、権威主義開発体制などを中心に東アジア成長メカニズムに関する最近の議論と、東アジアモデルの他の途上国への移植可能性などに焦点を当てて説明します。関連文献研究(1回)
V.直接投資と貿易構造の変化(7〜8回):東アジア諸国の経済発展を牽引してきた直接投資と貿易構造の変化に焦点を当てて、日本、NIEs、ASEAN、中国といった域内における有機的な「構造転換連鎖」メカニズムについて解明します。
W.発展途上国の経済開発政策(9〜10回):東アジア経済の安定と発展にとって、輸入代替工業化政策、輸出須高工業化政策、そして、為替レートや通貨政策が経済発展にとってどのような役割を果たしたかを明らかにします。関連文献研究(1回)
X.東アジア地域における地域主義と発展戦略(11〜14回):世界における貿易・投資の自由化とともに地域経済統合の動きを概観します。次に、東アジア地域における経済協力の現状と特徴、そして東アジア共同体に対する議論と今後の課題、日本の役割などを中心に議論します。また、東アジアにおける域内経済統合と関連して域内生産ネットワークや分業体制に与える影響などについても議論します。関連文献研究(1回)
Y.まとめ(15回)
 

授業時間外学修

・参考文献及び事前に配布した資料を用いて次回の授業内容について理解すること
・可能であれば毎日新聞、ジャーナルなどに目を通してください。
 

キーワード

経済開発政策、貿易政策と外資政策、工業化政策、国際貿易・投資、国際分業、新保護主義、貿易摩擦、国際生産ネットワーク、サプライチェーン、グローバリズム、リージョナリズム、政府開発援助(ODA) 

履修上の注意

  

成績評価の方法

講義中の発言や発表(50%) とレポート(50%)などを考慮して総合的に評価します。 

図書館蔵書検索

−教科書は使用しない 
<参考文献>
Martin Ravallion(2016), The Economics of Poverty:History, Measurement, and Policy, (柳原・村上外訳、『貧困の経済学』日本評論社、2018年)
R. Grabowski, S.Self, M.P.Shield. Economic Development: A Rrgional,
Institutional, and Historical Approach . 2007. M.E. Sharpe, Inc.(山本・坂 井・堀
Michal P. Todaro, Stephen C. Smith, Economic Development,2003(マイケル・P・トダロステファン C. スミス『開発経済学』 OCDI開発経済研究会訳、国際協力出版会、2004年。
Rechard Pomfret(2011), Regionalism in East Asia, World Scientific.
戸堂康之 『開発経済学入門』新世社、2015年9月。
廣田功・加賀美充洋(2014)『東アジアにおける経済統合と共同体』日本経済評論社
 

関連科目

  

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備考

  



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