UNIVERSITY OF TOYAMA SYLLABUS 富山大学
2019年度 授業案内
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>> 経済学部
  授業科目名
専門ゼミナールT マイシラバス
  (英文名)
Special SeminarT
  担当教員(所属)
岩田 真一郎(経済学部)
  授業科目区分
専門教育科目 必修科目
  授業種別
演習科目
  COC+科目
-
  開講学期
後期・月曜2限
  対象所属

  対象学年
2年
  時間割コード
13209A
  単位数
2単位
  ナンバリングコード
 
  最終更新日時
19/02/28

  オフィスアワー(自由質問時間)
 

  リアルタイム・アドバイス:更新日   
 

  授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標)
このゼミナールでは(都市)経済学の理論に基づいて,中心市街地の衰退や,地方公共交通の衰退,住宅価格の低下といった地方都市が直面する問題,また担当教員が関心のある住宅問題について仮説を立て,データを用いてこの仮説を計量経済学的に検証してゆきます.
内容
1 地方都市や住宅の問題などについて,仮説を立てて検証します.
2 演習中などに参考文献やデータを集め,仮説を裏付ける証拠を探します(共同作業).
3 常に演習室で議論を活発に交わします.

------------------------地方都市の問題と都市経済学の関連------------------------
日本人の大半は人口が集積する大都市に居住しています.それでは,なぜ我々は都市居住を選択するのでしょうか?ある箇所で人口が多くなることは,企業にとってバラティ豊かな財やサービスを供給できる機会を生みます.それが生活者の生活を豊かなものし,そのような生活に憧れ,さらに人口が都市に集積し,さらに多くの財やサービスの供給が可能になります.これが都市に居住するの魅力の一つです.

それでは,富山市をはじめとする地方都市や,さらに小さな周辺の小都市で,このようなバラティ豊かな消費が楽しめるでしょうか?人口が大都市に比べて少ないのだから,楽しめないというのが答えかもしれません.しかし,人口規模が同規模のヨーロッパの都市を訪れると,中には遙かにバラティ豊かな消費を楽しめる都市があります.これらの都市は,富山市などに比べると,中心市街地に小売業が集積し,公共交通により人々の移動が保障されています.このような違いが生じた理由を考えるのが都市経済学の一つの特徴です.

さて,このような現状に対して,地方都市やその周辺小都市の多くは,多大な税金を投じて中心市街地や地方公共交通の活性化を目指しています.そこで,このような政策が果たして有効であるかどうかを答えることができるのが都市経済学のもう一つの特徴です.

------------------------最近のゼミナール生の研究内容------------------------
(1)富山市が実施している都心地区・公共交通沿線居住推進地区に対する活性化政策によって人口密度が増加しているのかを,町丁目データを用いて地図上に示したり,計量経済学的(DID)に分析しました.その結果,都心地区・公共交通沿線居住推進地区では年齢の若い層の人口密度がわずかながら増加していることがわかりました.
(2)北陸新幹線開業が富山の高校生の進学先にどのような影響をもたらしているか研究しています.北陸新幹線開業は東京へのアクセスを大幅に改善し,相対的に大阪,愛知へのアクセスを低下させたと考えられます.したがって,東京への進学を増やし,大阪,愛知への進学を減らした可能性があります.この効果が,果たして北陸新幹線開業によるものかどうかを検証するために,北陸新幹線開業の影響小さいと考えられる福井の高校生の進学先についても調べ,比較しています.


  教育目標
 

  達成目標
地方都市問題,住宅問題について,少しでも面白くかつ独自性のある論文を作成することを目標とします.

  授業計画(授業の形式、スケジュール等)
研究は3名程度のグループで行ないます.各グループで研究テーマを設定して,研究論文の完成を目指します.研究テーマについては,空間的な相関が見られる現象(例:子ども医療費の助成),住宅価格を用いた外部性の測定(例:融雪装置,学校教育),差の差の分析を用いた地域政策の効果分析(例:中心市街地活性化)などを考えています.

スケジュールは以下の通りです.
第1回 ガイダンス,自己紹介,担当教員の研究紹介
第2回 演習生による研究テーマの発表
第3回 グループ編成,都市・地域経済学の勉強
第4回 研究テーマに関するディスカッション,都市・地域経済学の勉強
第5回 研究テーマに関するディスカッションと研究テーマの決定,都市・地域経済学の勉強
第6回 研究テーマに関する基礎文献の検索,都市・地域経済学の勉強
第7回 研究テーマに関する基礎文献の検索と内容把握,都市・地域経済学の勉強
第8回 研究テーマに関する基礎文献の内容把握,都市・地域経済学の勉強
第9回 研究テーマに関する基礎文献の報告,都市・地域経済学の勉強
第10回 研究テーマに関するデータや資料収集とその整理[1],都市・地域経済学の勉強
第11回 研究テーマに関するデータや資料収集とその整理[2],都市・地域経済学の勉強
第12回 研究テーマに関するデータや資料収集とその整理[3],計量経済学の勉強
第13回 研究テーマに関するデータや資料収集とその整理[4],計量経済学の勉強
第14回 少人数による現時点での研究発表,計量経済学の勉強
第15回 現時点での研究発表


  授業時間外学修
基礎文献の読解.都市・地域経済学の勉強会,計量経済学の勉強会,QGISの勉強会.

  キーワード
 

  履修上の注意
統計学,計量経済学を履修済み(予定)であることが望ましい.
経済学入門,ミクロ経済学に興味を持てた学生に向いているゼミナールです.

[1]志望理由書は期間中随時受け付けます.
[2]志望理由書は研究室に直接提出して下さい.
次の点に注意して志望理由書を書くようにして下さい.
志望理由書に記入する内容が多いため,志望者は少ないかもしれません.

志望理由書は両面印刷されています.両面とも使うようにして努力して下さい.
[表]
(1)空間的な相関が見られる現象,(2)外部性が住宅価格に与える影響,(3)地域政策の効果分析の中から関心のあるテーマを1つ選び,具体例を挙げて下さい.またそのテーマについてなぜ関心を持っているのかを書いて下さい.選んだテーマについて,すでに何らかの研究がある場合は,その研究方法や結果についてまとめて下さい.既存研究がない場合は,選んだテーマの実証方法について考え,それを記入下さい.

[裏半分]
モレッティ『年収は「住むところ」で決まる』の第3章「給料は学歴より住所で決まる」を読み,書かれている内容が日本に当てはまるかどうかを考え,当てはまる当てはまらないにしろ,それを確認する方法について,述べて下さい(実際に確認する必要はなく,どのようなデータを集めれば,自分の考えを確認できるかを述べて下さい).
[裏のこり半分]
自己紹介や自己PR,意気込みなどを書いて下さい.経済学入門,ミクロ経済学I,I,統計学,計量経済学の履修状況も記入して下さい.

事前にゼミナール内容について質問したい方は研究室にお越し下さい.


  成績評価の方法
発表(80%),提出物(20%).



  教科書・参考書等    図書館蔵書検索
最初に
田中隆一『計量経済学の第一歩』有斐閣,2015(2000円).
を輪読します.最初のゼミまでに各自購入して下さい.


  関連科目
経済学入門,ミクロ経済学I,ミクロ経済学II,統計学,計量経済学,公共経済学,財政学,環境経済学,資源経済学,社会政策

その他この大学には講義がない科目として都市経済学,家族経済学


  リンク先ホームページアドレス
http://www3.u-toyama.ac.jp/iwata/iwataja.html
  備考 研究紹介
担当教員は家計の住まいに関連する選択問題を家族経済学の考え方を応用しながら研究しています.一部の研究成果は私のホームページやToRepoから論文をダウンロードできますのでゼミナールを選ぶ際の参考にして下さい.


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富山大学 SYLLABUS
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経済学部
授業科目名
専門ゼミナールT  マイシラバス
英語名

Special SeminarT 

担当教員

岩田 真一郎(経済学部) 

授業科目区分

専門教育科目 必修科目 

授業種別

演習科目 

COC+科目

開講学期

後期・月曜2限 

対象所属

 

対象学生

2年 

時間割コード

13209A 

単位数

2単位 

 

最終更新日時

19/02/28 

オフィスアワー

  

更新日  

  

授業のねらいとカリキュラム上の位置付け

このゼミナールでは(都市)経済学の理論に基づいて,中心市街地の衰退や,地方公共交通の衰退,住宅価格の低下といった地方都市が直面する問題,また担当教員が関心のある住宅問題について仮説を立て,データを用いてこの仮説を計量経済学的に検証してゆきます.
内容
1 地方都市や住宅の問題などについて,仮説を立てて検証します.
2 演習中などに参考文献やデータを集め,仮説を裏付ける証拠を探します(共同作業).
3 常に演習室で議論を活発に交わします.

------------------------地方都市の問題と都市経済学の関連------------------------
日本人の大半は人口が集積する大都市に居住しています.それでは,なぜ我々は都市居住を選択するのでしょうか?ある箇所で人口が多くなることは,企業にとってバラティ豊かな財やサービスを供給できる機会を生みます.それが生活者の生活を豊かなものし,そのような生活に憧れ,さらに人口が都市に集積し,さらに多くの財やサービスの供給が可能になります.これが都市に居住するの魅力の一つです.

それでは,富山市をはじめとする地方都市や,さらに小さな周辺の小都市で,このようなバラティ豊かな消費が楽しめるでしょうか?人口が大都市に比べて少ないのだから,楽しめないというのが答えかもしれません.しかし,人口規模が同規模のヨーロッパの都市を訪れると,中には遙かにバラティ豊かな消費を楽しめる都市があります.これらの都市は,富山市などに比べると,中心市街地に小売業が集積し,公共交通により人々の移動が保障されています.このような違いが生じた理由を考えるのが都市経済学の一つの特徴です.

さて,このような現状に対して,地方都市やその周辺小都市の多くは,多大な税金を投じて中心市街地や地方公共交通の活性化を目指しています.そこで,このような政策が果たして有効であるかどうかを答えることができるのが都市経済学のもう一つの特徴です.

------------------------最近のゼミナール生の研究内容------------------------
(1)富山市が実施している都心地区・公共交通沿線居住推進地区に対する活性化政策によって人口密度が増加しているのかを,町丁目データを用いて地図上に示したり,計量経済学的(DID)に分析しました.その結果,都心地区・公共交通沿線居住推進地区では年齢の若い層の人口密度がわずかながら増加していることがわかりました.
(2)北陸新幹線開業が富山の高校生の進学先にどのような影響をもたらしているか研究しています.北陸新幹線開業は東京へのアクセスを大幅に改善し,相対的に大阪,愛知へのアクセスを低下させたと考えられます.したがって,東京への進学を増やし,大阪,愛知への進学を減らした可能性があります.この効果が,果たして北陸新幹線開業によるものかどうかを検証するために,北陸新幹線開業の影響小さいと考えられる福井の高校生の進学先についても調べ,比較しています. 

教育目標

  

達成目標

地方都市問題,住宅問題について,少しでも面白くかつ独自性のある論文を作成することを目標とします. 

授業計画

研究は3名程度のグループで行ないます.各グループで研究テーマを設定して,研究論文の完成を目指します.研究テーマについては,空間的な相関が見られる現象(例:子ども医療費の助成),住宅価格を用いた外部性の測定(例:融雪装置,学校教育),差の差の分析を用いた地域政策の効果分析(例:中心市街地活性化)などを考えています.

スケジュールは以下の通りです.
第1回 ガイダンス,自己紹介,担当教員の研究紹介
第2回 演習生による研究テーマの発表
第3回 グループ編成,都市・地域経済学の勉強
第4回 研究テーマに関するディスカッション,都市・地域経済学の勉強
第5回 研究テーマに関するディスカッションと研究テーマの決定,都市・地域経済学の勉強
第6回 研究テーマに関する基礎文献の検索,都市・地域経済学の勉強
第7回 研究テーマに関する基礎文献の検索と内容把握,都市・地域経済学の勉強
第8回 研究テーマに関する基礎文献の内容把握,都市・地域経済学の勉強
第9回 研究テーマに関する基礎文献の報告,都市・地域経済学の勉強
第10回 研究テーマに関するデータや資料収集とその整理[1],都市・地域経済学の勉強
第11回 研究テーマに関するデータや資料収集とその整理[2],都市・地域経済学の勉強
第12回 研究テーマに関するデータや資料収集とその整理[3],計量経済学の勉強
第13回 研究テーマに関するデータや資料収集とその整理[4],計量経済学の勉強
第14回 少人数による現時点での研究発表,計量経済学の勉強
第15回 現時点での研究発表
 

授業時間外学修

基礎文献の読解.都市・地域経済学の勉強会,計量経済学の勉強会,QGISの勉強会. 

キーワード

  

履修上の注意

統計学,計量経済学を履修済み(予定)であることが望ましい.
経済学入門,ミクロ経済学に興味を持てた学生に向いているゼミナールです.

[1]志望理由書は期間中随時受け付けます.
[2]志望理由書は研究室に直接提出して下さい.
次の点に注意して志望理由書を書くようにして下さい.
志望理由書に記入する内容が多いため,志望者は少ないかもしれません.

志望理由書は両面印刷されています.両面とも使うようにして努力して下さい.
[表]
(1)空間的な相関が見られる現象,(2)外部性が住宅価格に与える影響,(3)地域政策の効果分析の中から関心のあるテーマを1つ選び,具体例を挙げて下さい.またそのテーマについてなぜ関心を持っているのかを書いて下さい.選んだテーマについて,すでに何らかの研究がある場合は,その研究方法や結果についてまとめて下さい.既存研究がない場合は,選んだテーマの実証方法について考え,それを記入下さい.

[裏半分]
モレッティ『年収は「住むところ」で決まる』の第3章「給料は学歴より住所で決まる」を読み,書かれている内容が日本に当てはまるかどうかを考え,当てはまる当てはまらないにしろ,それを確認する方法について,述べて下さい(実際に確認する必要はなく,どのようなデータを集めれば,自分の考えを確認できるかを述べて下さい).
[裏のこり半分]
自己紹介や自己PR,意気込みなどを書いて下さい.経済学入門,ミクロ経済学I,I,統計学,計量経済学の履修状況も記入して下さい.

事前にゼミナール内容について質問したい方は研究室にお越し下さい.
 

成績評価の方法

発表(80%),提出物(20%).

 

図書館蔵書検索

最初に
田中隆一『計量経済学の第一歩』有斐閣,2015(2000円).
を輪読します.最初のゼミまでに各自購入して下さい. 

関連科目

経済学入門,ミクロ経済学I,ミクロ経済学II,統計学,計量経済学,公共経済学,財政学,環境経済学,資源経済学,社会政策

その他この大学には講義がない科目として都市経済学,家族経済学 

リンク先ホームページアドレス

http://www3.u-toyama.ac.jp/iwata/iwataja.html 

備考

研究紹介
担当教員は家計の住まいに関連する選択問題を家族経済学の考え方を応用しながら研究しています.一部の研究成果は私のホームページやToRepoから論文をダウンロードできますのでゼミナールを選ぶ際の参考にして下さい. 



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