UNIVERSITY OF TOYAMA SYLLABUS 富山大学
2019年度 授業案内
戻る シラバストップへ戻る
>> 経済学部経営学科
  授業科目名
貿易論‐B マイシラバス
  (英文名)
International Trade‐B
  担当教員(所属)
岸本 壽生(経済学部)
  授業科目区分
専門教育科目 夜間主開講・基礎科目
  授業種別
講義科目
  COC+科目
-
  開講学期
第2ターム・月曜6限
第2ターム・月曜7限

  対象所属

  対象学年
2年
  時間割コード
130703
  単位数
2単位
  ナンバリングコード
 
  最終更新日時
19/02/02

  オフィスアワー(自由質問時間)
 

  リアルタイム・アドバイス:更新日   
 

  授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標)
現在のの世界経済は、TPP11や日・EU・EPA、AEC発足など地域連携協定の拡大、他方BREXITや米国の保護主義的政策など、世界の市場や貿易環境が急速に変化してきている。特に、中国をはじめとする新興国市場においてプレゼンスが向上しているものの、大きなリスクも抱えている。また、先進国市場は縮小し、信用収縮が起こっている。このように現在の国際貿易は複雑性、不透明性を高め、WTOドーハラウンドの合意は進まず、貿易の管理組織が十分であるといえない。
 他方、日本の貿易も大きな転換期を迎えている。長年貿易黒字国であり、円高の対応を迫られてきた日本は、今や貿易黒字基調ではなくなっている。
 また、2018年3月にTPP(環太平洋パートナーシップ協定)は米国を除く11カ国で署名がなされ、発行が待たれる。それに対し、米国トランプ大統領の保護貿易的な政策はこれまでの自由貿易体制を揺るがしかねず、他方、国家資本主義と言われる中国は一帯一路構想など新たな経済圏を模索しており、今後の国際貿易は極めて不透明である。
 こうした、問題意識を基に、本講では、貿易の現状分析を行いその課題を追究し、また、このような経済環境におけるビジネスのあり方を考える。同時に貿易論の基礎理論の習得を目指す。
 単純に考えても貿易論の範囲は、(1)貿易の理論、(2)国際経済、地域経済事情、(3)国際機関、市場統合・協定、(4)日本の貿易、(5)貿易、国際経済史、(6)関税をはじめとする貿易政策、(7)為替理論、(8)対外直接投資(FDI)・国際生産の理論、(9)多国籍企業理論、(10)グローバル戦略(輸出、FDI、ライセンシングの選択等)、(11)貿易商務などあまりに幅広い。
 本講義は、経営学科の配当科目でもあるので、伝統的な貿易理論よりも、貿易動向、対外直接投資さらに多国籍企業や国際競争の問題にウエイトを置く。
 また、講義のレベルは、現状分析では最終的に通商白書がある程度理解できるレベル、理論研究では最低限の用語が理解できるレベルを目指したい。
 さらに、出来るだけ、リアルタイムの話題にも触れるように心掛けたい。


  教育目標
 

  達成目標
大学専門課程の貿易論としての必須の知識の習得が重要である。
例えば以下のものがあげられます。
@世界経済・世界貿易について一定の見識がもてること。例えば、通商白書の概要が理解できる程度。
AWTO、IMFなどの国際機関やFTA(自由貿易協定)などについて理解していること。
B貿易論の基礎として、国際収支、関税、非関税障壁、為替などについての専門用語がわかること。
C戦後の貿易の展開や通商問題などを把握していること。
D貿易論の基礎理論である比較優位理論や対外直接投資・多国籍企業理論の内部化理論や取引コスト理論が理解できること。
E企業の基本的なグローバル戦略を理解していること。
F貿易取引に必要な商務の基本を習得していること。
これらのことを通じて、現在の世界経済や貿易に対して把握でき、自分の意見がもてることが講義の達成目標です。


  授業計画(授業の形式、スケジュール等)
講義は毎回2部構成で行う。
第1部は、トピックスから、現状分析を行うものである。新聞等の記事から、貿易や国際ビジネス等の現状分析を行う。とりあげるトピックスは、新聞等の出典を明示するので、学生各自で復習すること。
第2部は、基礎理論等を開設する。テーマは以下の5つのブロックに区切って多角的な講義にする計画である。
 (1)ガイダンス-貿易論の課題:第1回-3回
 貿易論の研究範囲や今日の主要な問題、および本講義の流れを解説する。
 また、国際ビジネスに関する根本的な課題を概説する。
 (2)国際経済の時系列分析:第4回-12回
 問題意識を高めるために今日の世界経済の中からWTOや地域経済統合の問題を取り上げ概説する。
 そして、現状分析に必要な戦後の国際経済の流れを概観する。
 それと併せて、円の為替変動の問題、貿易摩擦の問題、貿易政策の問題などを解説する
 (3)国際貿易の基礎理論:第13回-19回
 貿易の基本原理を概説する。
 貿易論履修者なら最低限知っていてほしい、「国際収支」、「絶対優位」や「比較優位」などの国際分業理論、さらに、貿易の実務についても概説する。
 (4)国際ビジネス・多国籍企業研究- 歴史と理論:第20-27回
 「企業はなぜ対外直接投資を行うのか」、「企業のグローバル化とは何か」といった問題を理論的に捉える。 そのほか、戦略提携やネットワーク経営など今日的な話題も解説したい。
 (5)貿易・多国籍企業の展望- まとめにかえて:第28-30回
 国際経済環境が激変する中、今後の展望の足がかりを考察する。
 さらに、講義中に希望があったテーマを採りあげ解説する。
 また、講義の質疑応答、まとめを行う。

第1回 貿易の歴史
第2回 国際分業論
第3回 比較優位論
第4回 貿易理論の発展
第5回 ロジスティックス
第6回 貿易商務論
第7回 企業の海外進出
第8回 対外直接投資理論
第9回 多国籍企業理論−古典
第10回 多国籍企業理論−内部化理論
第11回 国際ビジネス理論
第12回 現代の貿易問題
第13回 フェアートレード
第14回 アンチグローバルリズム
第15回 世界貿易・国際ビジネスの展望
※本講義では、実務家による講演を予定しています(以下は昨年度の例)。
・中川郁夫氏( 株式会社インテック 先端技術研究所 特別研究員(プリンシパル))
「デジタルがもたらす取引のデジタル化〜 経済モデルの変化と貨幣経済の将来に関する考察」
・笹倉優氏(元三菱商事、富山県出身、魚津高校OB)
「総合商社の進化とビジネスモデル


  授業時間外学修
事前学習としては、ホームページから講義資料等をダウンロードし専門用語を調べる。また、関係する事柄を日経テレコンなどの新聞検索サイトなどで調べる。
事後学習として、理解度テストやフィードバックシート、ミニレポートなどの作成を行い、理解度を深める。


  キーワード
世界貿易機関、地域経済圏、比較優位、関税、国際収支、貿易実務、多国籍企業、対外直接投資、アンチグローバリズム、保護貿易 TPP

  履修上の注意
授業は、今日のトピックに基づいて解説する部分と、基礎理論を解説する部分を並行して行います。

  成績評価の方法
講義の中で、逐次小テストなどを行い理解度をチェックします。また、期末試験を実施し、併せて成績評価をいたします。場合によってレポート課題を出します

  教科書・参考書等    図書館蔵書検索
授業中に紹介します。

  関連科目
国際経営論、経営戦略論、国際経済学、国際金融論、世界経済論、中国経済論、 ミクロ経済学、国際取引法 のほか国際地域コースの科目

  リンク先ホームページアドレス
http://www.kishimoto-office.com/
  備考  

000046
戻る シラバストップへ戻る


富山大学 SYLLABUS
 2019年度 戻る シラバストップへ戻る
PDF生成
経済学部経営学科
授業科目名
貿易論‐B  マイシラバス
英語名

International Trade‐B 

担当教員

岸本 壽生(経済学部) 

授業科目区分

専門教育科目 夜間主開講・基礎科目 

授業種別

講義科目 

COC+科目

開講学期

第2ターム・月曜6限
第2ターム・月曜7限 

対象所属

 

対象学生

2年 

時間割コード

130703 

単位数

2単位 

 

最終更新日時

19/02/02 

オフィスアワー

  

更新日  

  

授業のねらいとカリキュラム上の位置付け

現在のの世界経済は、TPP11や日・EU・EPA、AEC発足など地域連携協定の拡大、他方BREXITや米国の保護主義的政策など、世界の市場や貿易環境が急速に変化してきている。特に、中国をはじめとする新興国市場においてプレゼンスが向上しているものの、大きなリスクも抱えている。また、先進国市場は縮小し、信用収縮が起こっている。このように現在の国際貿易は複雑性、不透明性を高め、WTOドーハラウンドの合意は進まず、貿易の管理組織が十分であるといえない。
 他方、日本の貿易も大きな転換期を迎えている。長年貿易黒字国であり、円高の対応を迫られてきた日本は、今や貿易黒字基調ではなくなっている。
 また、2018年3月にTPP(環太平洋パートナーシップ協定)は米国を除く11カ国で署名がなされ、発行が待たれる。それに対し、米国トランプ大統領の保護貿易的な政策はこれまでの自由貿易体制を揺るがしかねず、他方、国家資本主義と言われる中国は一帯一路構想など新たな経済圏を模索しており、今後の国際貿易は極めて不透明である。
 こうした、問題意識を基に、本講では、貿易の現状分析を行いその課題を追究し、また、このような経済環境におけるビジネスのあり方を考える。同時に貿易論の基礎理論の習得を目指す。
 単純に考えても貿易論の範囲は、(1)貿易の理論、(2)国際経済、地域経済事情、(3)国際機関、市場統合・協定、(4)日本の貿易、(5)貿易、国際経済史、(6)関税をはじめとする貿易政策、(7)為替理論、(8)対外直接投資(FDI)・国際生産の理論、(9)多国籍企業理論、(10)グローバル戦略(輸出、FDI、ライセンシングの選択等)、(11)貿易商務などあまりに幅広い。
 本講義は、経営学科の配当科目でもあるので、伝統的な貿易理論よりも、貿易動向、対外直接投資さらに多国籍企業や国際競争の問題にウエイトを置く。
 また、講義のレベルは、現状分析では最終的に通商白書がある程度理解できるレベル、理論研究では最低限の用語が理解できるレベルを目指したい。
 さらに、出来るだけ、リアルタイムの話題にも触れるように心掛けたい。 

教育目標

  

達成目標

大学専門課程の貿易論としての必須の知識の習得が重要である。
例えば以下のものがあげられます。
@世界経済・世界貿易について一定の見識がもてること。例えば、通商白書の概要が理解できる程度。
AWTO、IMFなどの国際機関やFTA(自由貿易協定)などについて理解していること。
B貿易論の基礎として、国際収支、関税、非関税障壁、為替などについての専門用語がわかること。
C戦後の貿易の展開や通商問題などを把握していること。
D貿易論の基礎理論である比較優位理論や対外直接投資・多国籍企業理論の内部化理論や取引コスト理論が理解できること。
E企業の基本的なグローバル戦略を理解していること。
F貿易取引に必要な商務の基本を習得していること。
これらのことを通じて、現在の世界経済や貿易に対して把握でき、自分の意見がもてることが講義の達成目標です。 

授業計画

講義は毎回2部構成で行う。
第1部は、トピックスから、現状分析を行うものである。新聞等の記事から、貿易や国際ビジネス等の現状分析を行う。とりあげるトピックスは、新聞等の出典を明示するので、学生各自で復習すること。
第2部は、基礎理論等を開設する。テーマは以下の5つのブロックに区切って多角的な講義にする計画である。
 (1)ガイダンス-貿易論の課題:第1回-3回
 貿易論の研究範囲や今日の主要な問題、および本講義の流れを解説する。
 また、国際ビジネスに関する根本的な課題を概説する。
 (2)国際経済の時系列分析:第4回-12回
 問題意識を高めるために今日の世界経済の中からWTOや地域経済統合の問題を取り上げ概説する。
 そして、現状分析に必要な戦後の国際経済の流れを概観する。
 それと併せて、円の為替変動の問題、貿易摩擦の問題、貿易政策の問題などを解説する
 (3)国際貿易の基礎理論:第13回-19回
 貿易の基本原理を概説する。
 貿易論履修者なら最低限知っていてほしい、「国際収支」、「絶対優位」や「比較優位」などの国際分業理論、さらに、貿易の実務についても概説する。
 (4)国際ビジネス・多国籍企業研究- 歴史と理論:第20-27回
 「企業はなぜ対外直接投資を行うのか」、「企業のグローバル化とは何か」といった問題を理論的に捉える。 そのほか、戦略提携やネットワーク経営など今日的な話題も解説したい。
 (5)貿易・多国籍企業の展望- まとめにかえて:第28-30回
 国際経済環境が激変する中、今後の展望の足がかりを考察する。
 さらに、講義中に希望があったテーマを採りあげ解説する。
 また、講義の質疑応答、まとめを行う。

第1回 貿易の歴史
第2回 国際分業論
第3回 比較優位論
第4回 貿易理論の発展
第5回 ロジスティックス
第6回 貿易商務論
第7回 企業の海外進出
第8回 対外直接投資理論
第9回 多国籍企業理論−古典
第10回 多国籍企業理論−内部化理論
第11回 国際ビジネス理論
第12回 現代の貿易問題
第13回 フェアートレード
第14回 アンチグローバルリズム
第15回 世界貿易・国際ビジネスの展望
※本講義では、実務家による講演を予定しています(以下は昨年度の例)。
・中川郁夫氏( 株式会社インテック 先端技術研究所 特別研究員(プリンシパル))
「デジタルがもたらす取引のデジタル化〜 経済モデルの変化と貨幣経済の将来に関する考察」
・笹倉優氏(元三菱商事、富山県出身、魚津高校OB)
「総合商社の進化とビジネスモデル 

授業時間外学修

事前学習としては、ホームページから講義資料等をダウンロードし専門用語を調べる。また、関係する事柄を日経テレコンなどの新聞検索サイトなどで調べる。
事後学習として、理解度テストやフィードバックシート、ミニレポートなどの作成を行い、理解度を深める。 

キーワード

世界貿易機関、地域経済圏、比較優位、関税、国際収支、貿易実務、多国籍企業、対外直接投資、アンチグローバリズム、保護貿易 TPP 

履修上の注意

授業は、今日のトピックに基づいて解説する部分と、基礎理論を解説する部分を並行して行います。 

成績評価の方法

講義の中で、逐次小テストなどを行い理解度をチェックします。また、期末試験を実施し、併せて成績評価をいたします。場合によってレポート課題を出します 

図書館蔵書検索

授業中に紹介します。 

関連科目

国際経営論、経営戦略論、国際経済学、国際金融論、世界経済論、中国経済論、 ミクロ経済学、国際取引法 のほか国際地域コースの科目 

リンク先ホームページアドレス

http://www.kishimoto-office.com/ 

備考

  



戻る シラバストップへ戻る
PDF生成 マイシラバスリスト

ページの先頭へ