UNIVERSITY OF TOYAMA SYLLABUS 富山大学
2019年度 授業案内
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  授業科目名
農業政策‐A マイシラバス
  (英文名)
Agricultural Policy‐A
  担当教員(所属)
酒井 富夫(極東地域研究センター)
  授業科目区分
専門教育科目 夜間主開講・基礎科目
  授業種別
講義科目
  COC+科目
地域関連科目
  開講学期
第1ターム・金曜6限
第1ターム・金曜7限

  対象所属

  対象学年
2年
  時間割コード
130613
  単位数
2単位
  ナンバリングコード
1C1-74012-0100
  最終更新日時
19/02/17

  オフィスアワー(自由質問時間)
 

  リアルタイム・アドバイス:更新日   
 

  授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標)
この講義では、「食」という最も身近な窓から、今日の資本主義をのぞいてみたいと思います。今の日本では、食べたい時にはいつでも食べることができ、いっけん豊かな食生活をおくっているように見えます。しかし、その台所は、極めて不安定だというのが実態です。BSEや鳥インフルエンザ、遺伝子組み換え食品などにより安全性が脅かされ、食料自給率は極めて低く世界の穀物需給の変動に翻弄される可能性があります。「食」の背景には、それを供給する産業である農業、及び、農業関連産業があります。自由貿易の圧力の下、徹底的な効率性を求められる農業・農村は、所得格差、環境破壊、少子・高齢化、後継者不足、地域社会の崩壊等、様々なひずみが生じています。これらの諸問題が、なぜ発生するのでしょうか。今日の資本主義のあり方との関係から、これを考えてみようというのが本講義の一つのねらいです。また、地域(富山県)で実際に携わる農業者、政策担当者等の講義により、具体的な地域の農業・農山村問題の理解を深め、将来、地域の農業・農山村を活性化させ、あるべき方向を考えようというのももう一つのねらいです。背景にある地域格差の存在も、資本主義のあり方と深く関わっています。つまり、足下の身近な問題から現代の資本主義を見つめたいのです。


  教育目標
 

  達成目標
地域(富山県)で実際に携わる専門家、政策担当者等の講義により、食料・農業・農村問題が具体的にどのような内容のものとして現れているのかを知り、それが今日の生産力のあり方や資本主義のあり方と強い関係がある点を理解することができます。

  授業計画(授業の形式、スケジュール等)
講義の内容は、以下の通りです。番号(〇内)は、レポート提出機会。

 序 いま食料・農業・農村で何が起きているか→諸問題を見渡す。
 第1回  食料・農業・農村問題の諸相−FTA、農政改革、食の安全性、限界集落−
 第2回 規制緩和と日本の姿

第1章 食と自由貿易→自分の食を見直す視点を持つ。
 第3回 日本人の食
 第4回 食の安全をどう守るか@(GM)ー農薬、遺伝子組み換え食品、安全基準、表示ー
 第5回 食生活を考えるA
 第6回 食料自給率低下とその理由
 
 
第2章 農業と工業の相違→農業を工業と同じように考えてはいけないということを学ぶ。
 第7回 農業の特質 、多面的機能・環境
 第8回 世界の食料生産と環境制約を考えるB(大地)

第3章 日本の農業→農業には2つの方向があることを学ぶ。
 第9回 「スマート農」と「儲かる農業」を考えるC
 第10回 近代化技術−BCMC技術、生産力と生産性、遺伝子組み替え技術、ICT技術−
 第11回 農業生産・構造変化と農業構造政策−両極分化と多様な担い手、富山と日本−
 第12回 農業経営の企業化・規模拡大とアグリビジネスD(米国フードシステム)
 第13回 流通政策システムと流通政策
 第14回 農工間所得格差と価格・所得政策
 第15回 アベノミクス構造改革−中間管理機構、企業参入、農協改革、種子法廃止、構造改革特区−、Aタームまとめ





  授業時間外学修
講義ノート・配付資料や教科書・参考書により、授業の復習は毎回欠かさず行うこと。DVD・ビデオ学習、ゲストスピーカーによる講義では、レポート提出がある。

  キーワード
食料・農業・農村・環境問題。資本主義と農業。FTA・アベノミクスと農業政策。アグリビジネスと農業経営。富山・日本・世界。

  履修上の注意
講義のノートをとるように心がけること。5回のレポート提出機会があるので、そのうち4回は必ず提出すること。

  成績評価の方法
講義15回終了後にはAターム末試験を行う。試験(60%)、レポート(4回計40%)により評価します。


  教科書・参考書等    図書館蔵書検索
教科書:『世界と日本の食料・農業・農村に関するファクトブック2019』JA全中(2019)。
参考書:堤未果(2018)『日本が売られる』幻冬舎新書、八木宏典監修(2013)『知識ゼロからの現代農業入門』家の光協会、八木宏典監修(2013)『世界の農業と食料問題のすべてがわかる本』ナツメ社、田代洋一(2012)『農業・食料問題入門』大月書店、暉峻衆三(2011)『日本資本主義の食と農 軌跡と課題』(暮らしのなかの食と農51)筑波書房ブックレット、田代洋一(2013)『TPP=アベノミクス農政−批判と対抗−』(暮らしのなかの食と農56)筑波書房ブックレット、中野剛志(2013)『反・自由貿易論』新潮新書526)、大塚・松原(2004)『現代の食とアグリビジネス』有斐閣、小田切徳美(2014)『農山村は消滅しない』岩波書店、『食料・農業・農村白書』各年版、農林統計協会(農水省H.P.)。


  関連科目
政治経済学、現代資本主義論、マクロ経済学。

  リンク先ホームページアドレス
 
  備考  

000158
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富山大学 SYLLABUS
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経済学部経済学科
授業科目名
農業政策‐A  マイシラバス
英語名

Agricultural Policy‐A 

担当教員

酒井 富夫(極東地域研究センター) 

授業科目区分

専門教育科目 夜間主開講・基礎科目 

授業種別

講義科目 

COC+科目

地域関連科目 

開講学期

第1ターム・金曜6限
第1ターム・金曜7限 

対象所属

 

対象学生

2年 

時間割コード

130613 

単位数

2単位 

1C1-74012-0100

最終更新日時

19/02/17 

オフィスアワー

  

更新日  

  

授業のねらいとカリキュラム上の位置付け

この講義では、「食」という最も身近な窓から、今日の資本主義をのぞいてみたいと思います。今の日本では、食べたい時にはいつでも食べることができ、いっけん豊かな食生活をおくっているように見えます。しかし、その台所は、極めて不安定だというのが実態です。BSEや鳥インフルエンザ、遺伝子組み換え食品などにより安全性が脅かされ、食料自給率は極めて低く世界の穀物需給の変動に翻弄される可能性があります。「食」の背景には、それを供給する産業である農業、及び、農業関連産業があります。自由貿易の圧力の下、徹底的な効率性を求められる農業・農村は、所得格差、環境破壊、少子・高齢化、後継者不足、地域社会の崩壊等、様々なひずみが生じています。これらの諸問題が、なぜ発生するのでしょうか。今日の資本主義のあり方との関係から、これを考えてみようというのが本講義の一つのねらいです。また、地域(富山県)で実際に携わる農業者、政策担当者等の講義により、具体的な地域の農業・農山村問題の理解を深め、将来、地域の農業・農山村を活性化させ、あるべき方向を考えようというのももう一つのねらいです。背景にある地域格差の存在も、資本主義のあり方と深く関わっています。つまり、足下の身近な問題から現代の資本主義を見つめたいのです。
 

教育目標

  

達成目標

地域(富山県)で実際に携わる専門家、政策担当者等の講義により、食料・農業・農村問題が具体的にどのような内容のものとして現れているのかを知り、それが今日の生産力のあり方や資本主義のあり方と強い関係がある点を理解することができます。  

授業計画

講義の内容は、以下の通りです。番号(〇内)は、レポート提出機会。

 序 いま食料・農業・農村で何が起きているか→諸問題を見渡す。
 第1回  食料・農業・農村問題の諸相−FTA、農政改革、食の安全性、限界集落−
 第2回 規制緩和と日本の姿

第1章 食と自由貿易→自分の食を見直す視点を持つ。
 第3回 日本人の食
 第4回 食の安全をどう守るか@(GM)ー農薬、遺伝子組み換え食品、安全基準、表示ー
 第5回 食生活を考えるA
 第6回 食料自給率低下とその理由
 
 
第2章 農業と工業の相違→農業を工業と同じように考えてはいけないということを学ぶ。
 第7回 農業の特質 、多面的機能・環境
 第8回 世界の食料生産と環境制約を考えるB(大地)

第3章 日本の農業→農業には2つの方向があることを学ぶ。
 第9回 「スマート農」と「儲かる農業」を考えるC
 第10回 近代化技術−BCMC技術、生産力と生産性、遺伝子組み替え技術、ICT技術−
 第11回 農業生産・構造変化と農業構造政策−両極分化と多様な担い手、富山と日本−
 第12回 農業経営の企業化・規模拡大とアグリビジネスD(米国フードシステム)
 第13回 流通政策システムと流通政策
 第14回 農工間所得格差と価格・所得政策
 第15回 アベノミクス構造改革−中間管理機構、企業参入、農協改革、種子法廃止、構造改革特区−、Aタームまとめ



 

授業時間外学修

講義ノート・配付資料や教科書・参考書により、授業の復習は毎回欠かさず行うこと。DVD・ビデオ学習、ゲストスピーカーによる講義では、レポート提出がある。 

キーワード

食料・農業・農村・環境問題。資本主義と農業。FTA・アベノミクスと農業政策。アグリビジネスと農業経営。富山・日本・世界。 

履修上の注意

講義のノートをとるように心がけること。5回のレポート提出機会があるので、そのうち4回は必ず提出すること。 

成績評価の方法

講義15回終了後にはAターム末試験を行う。試験(60%)、レポート(4回計40%)により評価します。
 

図書館蔵書検索

教科書:『世界と日本の食料・農業・農村に関するファクトブック2019』JA全中(2019)。
参考書:堤未果(2018)『日本が売られる』幻冬舎新書、八木宏典監修(2013)『知識ゼロからの現代農業入門』家の光協会、八木宏典監修(2013)『世界の農業と食料問題のすべてがわかる本』ナツメ社、田代洋一(2012)『農業・食料問題入門』大月書店、暉峻衆三(2011)『日本資本主義の食と農 軌跡と課題』(暮らしのなかの食と農51)筑波書房ブックレット、田代洋一(2013)『TPP=アベノミクス農政−批判と対抗−』(暮らしのなかの食と農56)筑波書房ブックレット、中野剛志(2013)『反・自由貿易論』新潮新書526)、大塚・松原(2004)『現代の食とアグリビジネス』有斐閣、小田切徳美(2014)『農山村は消滅しない』岩波書店、『食料・農業・農村白書』各年版、農林統計協会(農水省H.P.)。  

関連科目

政治経済学、現代資本主義論、マクロ経済学。 

リンク先ホームページアドレス

  

備考

  



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