UNIVERSITY OF TOYAMA SYLLABUS 富山大学
2019年度 授業案内
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>> 教養教育
  授業科目名
東アジア共同体論−政治・経済・文化- マイシラバス
  (英文名)
The East Asian Community from the Viewpoints of Politics, Economies and Cultures
  担当教員(所属)
小柳津 英知(経済学部)
  授業科目区分
教養教育科目 総合科目系
  授業種別
講義科目
  COC+科目
-
  開講学期
後期・火曜2限
  対象所属

  対象学年
1、2、3、4年
  時間割コード
102253
  単位数
2単位
  ナンバリングコード
1X1-00041-1100
  最終更新日時
19/07/31

  オフィスアワー(自由質問時間)
 

  リアルタイム・アドバイス:更新日   
 

  授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標)
 本講座は、東アジア地域の諸問題を富山大学の教員を中心に国内の他大学の研究者がそれぞれの学問領域-国際経済学、国際政治、国際経営、日本近現代史、観光政策、文化政策など-から多角的に講義するものであり、その内容からワンアジア財団より助成金を受けて開講されている。
 2019年度の授業内容は、昨年同様、『東アジア共同体構想と日中韓関係の再構築』(ワンアジア財団の助成金を利用)の中から、担当教員が執筆した章を中心とする。 但し、それ以外にも最近の重要な論点である地域統合の行方(TPP,RCEP等)、注目されるシンガポールの文化政策、日本と同様に少子高齢化が進むアジアの社会福祉、日本とアジアの観光政策、などの多様な内容を、それぞれを専門とする研究者が1回の講義で取りあげる。
 以上のような講義の特徴から、履修者には東アジアを題材に現実の世界で起きている諸問題に対する幅広い視野を養ってもらうことを目的としている。


  教育目標
 

  達成目標
1.東アジアの地域統合(共同体)に向けた現状の動きに関する基礎的な知識を理解する。
2.地域統合に関連した政治・経済の基礎的な理論を理解する。
3.東アジアにおける歴史認識、文化政策、社会福祉などの特徴を理解する。
4.上記を通じて自分なりの意見を構築できるようにする。


  授業計画(授業の形式、スケジュール等)
毎回、異なる講師による輪講の形式を取る。状況に応じて授業回を入れ替えることがある。

第1回 10月8日(火)小柳津英知(富山大学経済学部)
授業の進め方の説明、共同体、貿易体制(WTO)、貿易理論(比較優位・絶対優位)の基礎事項の確認。
第2回 10月15日(火)王 大鵬 (富山大学経済学部)「東アジア地域の経済連携と経済統合」
 近年アジア太平洋地域における経済統合に向けての動きから地域連携の現状と課題を検討する。特に域内主要国のFTA、TPP、RCEP、日中韓FTAとその経済的、社会的な効果・影響について重点的に説明する。最後に東アジア地域経済統合の可能性について考える。
第3回 10月25日(金)尹 文九(東京福祉大学)「東アジアの少子・高齢化の現状」
 東アジアの少子・高齢化の現状を一般論から日本と比較して検討する。その後、対策の一つとして「DJウェルフェアリズム(生産的福祉論)」を東アジア福祉モデルとして取り上げ、その内容や課題について検討する
第4回 10月29日(火)笠原十九司(都留文科大学名誉教授)
 教科書の第5章「歴史認識問題と日中関係」を中心に
第5回11月5日(火)川崎賢一(駒澤大学GMS学部)「東南アジアにおける文化政策の現状」
東南アジアの文化政策について概況を二つの点から説明。i.東南アジアの歴史を概観し、アセアンの文化政策までその輪郭を説明する。ii.文化政策について芸術文化や文化産業などに焦点を当てて、それらを積極的に推し進めているシンガポール・マレーシア・タイなどの文化政策について特色を明らかにする。
第6回11月12日(火)坂 幸夫 (富山大学名誉教授)
 教科書の第11章「中国人技能実習生の日本からの離脱とインドネシア人、ベトナム人技能実習生の増大」
第7回11月19日(火)渡辺康洋(桜美林大学 現代マネジメント学群)「東アジアの観光流動の特徴と課題」
 観光の推進は近年その重要性が増している。講義ではまず日本と世界の観光の状況、観光の定義、効用などを含む観光学の基礎を確認した上で、東アジア地域における観光流動の現状、課題、将来性などについて論じる。
第8回11月26日(火)鈴木隆(名古屋学院大学法学部)「東アジア国際政治における地域統合の意義」
 日本にとって、アジアは最も重要な経済パートナーである。反面、この地域には歴史認識や領土・領海をめぐる深い断層が存在する。政冷経熱の下で、東アジアの地域協力をどう推し進めていけばよいか。地域の脆弱性に対する認識に着目しながら、半世紀を超える地域協力の歴史を有する東南アジアのASEAN地域主義を手掛かりに制度としての東アジア広域協力の可能性を探る。
第9回12月3日(火)池田丈佑(富山大学 人間発達科学部) 国際関係論×文明論からみる東アジア  東アジアには「国家からなる世界」と「文明圏としての世界」という2つが存在する。この2つは長い間、時に共存し時に対立して併存してきた。最新の国際共同研究を踏まえ、国際関係論と文明論という2つの「メガネ」 から、東アジアを捉える。そもそも「東アジア」とは、一体何か。
第10回12月10日(火)進藤栄一(筑波大学名誉教授)
教科書の第1章「アジア共同体と戦略的思考」
第11回12月17日(火)酒井富夫(富山大学研究推進機構極東地域研究センター)「東アジアの経済発展と食料・農業問題」
 東アジアの経済発展が食料・農業に与える影響という視角から、東アジアにおける食料・農業が抱える課題について学ぶ。経済発展=所得増大により食料消費は増大し、東アジア以外の地域からの輸入が増えるなかで、労働力流出・小規模零細農業としての共通性をもつ東アジア農業は生き残れるのか等について考える。
第12回 1月7日(火)岩内秀徳(富山大学経済学部)
 教科書の第9章「アジア地域の経済統合にみるメガFTAと日本企業」
第13回 1月14日(火)五十嵐暁郎(立教大学名誉教授)
 教科書の第4章「地方がつながる−もう1つの東アジア共同体の可能性」
第14回 1月21日(火)矢島 桂(富山大学経済学部)「『米騒動』と東アジア」
 戦前期の日本は1918年の「米騒動」に見られるように深刻な食糧問題を抱えていた。この食糧問題の解決に東アジア諸地域を巻き込んでいくこととなる。こうした日本と東アジアの歴史的な関係を1910年代から1930年代における食糧問題を中心に考える。
第15回 1月28日(火) 金奉吉(富山大学経済学部)
 教科書の第7章「日中韓FTA」の必然性と政策的課題」


  授業時間外学修
1.事前学修
スケジュールに従ってテキストの該当する章を読み、疑問点などを抽出しておくこと。

2.事後学修
毎回、履修者から集めた質問に対する回答を担当講師が作成し、翌週以降にそれを配布するので、よく読んで確認しておくこと。


  キーワード
経済共同体、地域統合、歴史認識問題、観光、文化政策

  履修上の注意
指定した専門書を教科書として利用するので、各自一冊必ず入手すること。

  成績評価の方法
毎回の授業最後に感想文を提出する。その内容と定期試験で行う。試験内容は教科書として指定された上記の専門書の中からとりあげる形で、持込可を予定している。

  教科書・参考書等    図書館蔵書検索
岩内秀徳・星野富一編 『東アジア共同体構想と日中韓関係の再構築』 昭和堂 ISBN978-4-8122-1521-0C3036  3200円(税抜き)、この専門書を利用しない講義については、担当講師が必ず資料を配布することになっている。

  関連科目
国際経済、国際政治、国際関係論に関する科目

  リンク先ホームページアドレス
 
  備考  

000387
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教養教育
授業科目名
東アジア共同体論−政治・経済・文化-  マイシラバス
英語名

The East Asian Community from the Viewpoints of Politics, Economies and Cultures 

担当教員

小柳津 英知(経済学部) 

授業科目区分

教養教育科目 総合科目系 

授業種別

講義科目 

COC+科目

開講学期

後期・火曜2限 

対象所属

 

対象学生

1、2、3、4年 

時間割コード

102253 

単位数

2単位 

1X1-00041-1100

最終更新日時

19/07/31 

オフィスアワー

  

更新日  

  

授業のねらいとカリキュラム上の位置付け

 本講座は、東アジア地域の諸問題を富山大学の教員を中心に国内の他大学の研究者がそれぞれの学問領域-国際経済学、国際政治、国際経営、日本近現代史、観光政策、文化政策など-から多角的に講義するものであり、その内容からワンアジア財団より助成金を受けて開講されている。
 2019年度の授業内容は、昨年同様、『東アジア共同体構想と日中韓関係の再構築』(ワンアジア財団の助成金を利用)の中から、担当教員が執筆した章を中心とする。 但し、それ以外にも最近の重要な論点である地域統合の行方(TPP,RCEP等)、注目されるシンガポールの文化政策、日本と同様に少子高齢化が進むアジアの社会福祉、日本とアジアの観光政策、などの多様な内容を、それぞれを専門とする研究者が1回の講義で取りあげる。
 以上のような講義の特徴から、履修者には東アジアを題材に現実の世界で起きている諸問題に対する幅広い視野を養ってもらうことを目的としている。 

教育目標

  

達成目標

1.東アジアの地域統合(共同体)に向けた現状の動きに関する基礎的な知識を理解する。
2.地域統合に関連した政治・経済の基礎的な理論を理解する。
3.東アジアにおける歴史認識、文化政策、社会福祉などの特徴を理解する。
4.上記を通じて自分なりの意見を構築できるようにする。 

授業計画

毎回、異なる講師による輪講の形式を取る。状況に応じて授業回を入れ替えることがある。

第1回 10月8日(火)小柳津英知(富山大学経済学部)
授業の進め方の説明、共同体、貿易体制(WTO)、貿易理論(比較優位・絶対優位)の基礎事項の確認。
第2回 10月15日(火)王 大鵬 (富山大学経済学部)「東アジア地域の経済連携と経済統合」
 近年アジア太平洋地域における経済統合に向けての動きから地域連携の現状と課題を検討する。特に域内主要国のFTA、TPP、RCEP、日中韓FTAとその経済的、社会的な効果・影響について重点的に説明する。最後に東アジア地域経済統合の可能性について考える。
第3回 10月25日(金)尹 文九(東京福祉大学)「東アジアの少子・高齢化の現状」
 東アジアの少子・高齢化の現状を一般論から日本と比較して検討する。その後、対策の一つとして「DJウェルフェアリズム(生産的福祉論)」を東アジア福祉モデルとして取り上げ、その内容や課題について検討する
第4回 10月29日(火)笠原十九司(都留文科大学名誉教授)
 教科書の第5章「歴史認識問題と日中関係」を中心に
第5回11月5日(火)川崎賢一(駒澤大学GMS学部)「東南アジアにおける文化政策の現状」
東南アジアの文化政策について概況を二つの点から説明。i.東南アジアの歴史を概観し、アセアンの文化政策までその輪郭を説明する。ii.文化政策について芸術文化や文化産業などに焦点を当てて、それらを積極的に推し進めているシンガポール・マレーシア・タイなどの文化政策について特色を明らかにする。
第6回11月12日(火)坂 幸夫 (富山大学名誉教授)
 教科書の第11章「中国人技能実習生の日本からの離脱とインドネシア人、ベトナム人技能実習生の増大」
第7回11月19日(火)渡辺康洋(桜美林大学 現代マネジメント学群)「東アジアの観光流動の特徴と課題」
 観光の推進は近年その重要性が増している。講義ではまず日本と世界の観光の状況、観光の定義、効用などを含む観光学の基礎を確認した上で、東アジア地域における観光流動の現状、課題、将来性などについて論じる。
第8回11月26日(火)鈴木隆(名古屋学院大学法学部)「東アジア国際政治における地域統合の意義」
 日本にとって、アジアは最も重要な経済パートナーである。反面、この地域には歴史認識や領土・領海をめぐる深い断層が存在する。政冷経熱の下で、東アジアの地域協力をどう推し進めていけばよいか。地域の脆弱性に対する認識に着目しながら、半世紀を超える地域協力の歴史を有する東南アジアのASEAN地域主義を手掛かりに制度としての東アジア広域協力の可能性を探る。
第9回12月3日(火)池田丈佑(富山大学 人間発達科学部) 国際関係論×文明論からみる東アジア  東アジアには「国家からなる世界」と「文明圏としての世界」という2つが存在する。この2つは長い間、時に共存し時に対立して併存してきた。最新の国際共同研究を踏まえ、国際関係論と文明論という2つの「メガネ」 から、東アジアを捉える。そもそも「東アジア」とは、一体何か。
第10回12月10日(火)進藤栄一(筑波大学名誉教授)
教科書の第1章「アジア共同体と戦略的思考」
第11回12月17日(火)酒井富夫(富山大学研究推進機構極東地域研究センター)「東アジアの経済発展と食料・農業問題」
 東アジアの経済発展が食料・農業に与える影響という視角から、東アジアにおける食料・農業が抱える課題について学ぶ。経済発展=所得増大により食料消費は増大し、東アジア以外の地域からの輸入が増えるなかで、労働力流出・小規模零細農業としての共通性をもつ東アジア農業は生き残れるのか等について考える。
第12回 1月7日(火)岩内秀徳(富山大学経済学部)
 教科書の第9章「アジア地域の経済統合にみるメガFTAと日本企業」
第13回 1月14日(火)五十嵐暁郎(立教大学名誉教授)
 教科書の第4章「地方がつながる−もう1つの東アジア共同体の可能性」
第14回 1月21日(火)矢島 桂(富山大学経済学部)「『米騒動』と東アジア」
 戦前期の日本は1918年の「米騒動」に見られるように深刻な食糧問題を抱えていた。この食糧問題の解決に東アジア諸地域を巻き込んでいくこととなる。こうした日本と東アジアの歴史的な関係を1910年代から1930年代における食糧問題を中心に考える。
第15回 1月28日(火) 金奉吉(富山大学経済学部)
 教科書の第7章「日中韓FTA」の必然性と政策的課題」 

授業時間外学修

1.事前学修
スケジュールに従ってテキストの該当する章を読み、疑問点などを抽出しておくこと。

2.事後学修
毎回、履修者から集めた質問に対する回答を担当講師が作成し、翌週以降にそれを配布するので、よく読んで確認しておくこと。 

キーワード

経済共同体、地域統合、歴史認識問題、観光、文化政策 

履修上の注意

指定した専門書を教科書として利用するので、各自一冊必ず入手すること。 

成績評価の方法

毎回の授業最後に感想文を提出する。その内容と定期試験で行う。試験内容は教科書として指定された上記の専門書の中からとりあげる形で、持込可を予定している。 

図書館蔵書検索

岩内秀徳・星野富一編 『東アジア共同体構想と日中韓関係の再構築』 昭和堂 ISBN978-4-8122-1521-0C3036  3200円(税抜き)、この専門書を利用しない講義については、担当講師が必ず資料を配布することになっている。 

関連科目

国際経済、国際政治、国際関係論に関する科目 

リンク先ホームページアドレス

  

備考

  



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